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2007年6月

越後妻有の旅

Cimg1933Cimg1932 新潟県の南部、上信越の県境に位置する旧十日町市、津南、松之山一帯は越後妻有(ツマリ)と呼ばれ、古くは縄文時代の火炎土器が出土し、今では里山の棚田の風景が残る、日本の原風景を残す懐かしい地域です。五月の後半、この一帯を旅して来ましたが、なかなかブログにすCimg1940Cimg1934る時間 がないままになっていました。

松之山に美人林と呼んでいるブナ林があります。読み方は「ビジンリン」なのか「ビジンバヤシ」なのか分かりませんが、樹齢70年程度で太さの揃った美しいブナ林です。 Cimg1930_1 Cimg1945_1 丁度、新緑の季節で、緑の美し いことといったら、本当に気持ちが洗われるようです。林の中は木屑を敷き詰めて、散策をしやすく、またブナの根を保護するようにもしてあるみたいですが、とにかく、ブナの新緑に包まれているだけで、こんなに気持ちいいのか!っていうくらい、気持ちがよかったです。

Cimg1946Cimg1943また、越後妻有は知る人ぞ知る「大地の芸術祭」のステージとなる地域なのです。(私は恥ずかしながら全く知らなかったです・・・)「大地の芸術祭」は妻有の里山をステージと して世界中のトップアーティスト達が作品を製作・展示するビッグイベントで、2000年から3年置きに開催されており、Cimg1963Cimg1949昨年(2006年)、第3回が開催されたばかりです。大半の作品は撤去されましたが、看板・標識としてそのまま使われている作品(写真)もあります。夜は、十日町にある当間(アテマ)高原リゾート・ホテルベルナティオに一泊しました。エントランス・ロビーは二階分の空間になっており、リゾーCimg1952Cimg1957トホテルというだけあって、とても贅沢な空間になっています。温泉やゴルフ場の他、里山を楽しむ、森の教室のようなコンセプトもあって、小学  生の子供さんを連れて、夏休みの宿題を作りにくるご家族もいそうです。部屋も、ファミリールームやフレンズルーム、コテージなど、数名の仲間Cimg1954Cimg1959でシェアできる作りになっていて、とても良く考えられていると思います。朝食も美味しかったし、また、遊びに行きたいホテルでした。

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2007 T先生追悼茶会

Cimg2253 6月があっという間に過ぎていきます。いろいろブログに載せたいことあるんですけど、まあ一つずつですかね~。さて、6月10日に仙台で、わたしのお茶の先生の追悼茶会がありました。

Cimg2233 場所は茂ヶ崎荘という、仙台市野草園の奥にある伊達家縁の建物を借りて行いました。明治生まれの私の先生は昨年、齢92で逝去されました。亡き先生は、既に仙台を離れて久 しかったのですが、今も仙台でお茶を続けている私の姉弟子達が、先生の一周忌も終わったので、法要の代わりに亡き先生を偲ぶ追悼茶会をと、年明けから準備を始め、ようやく開催に漕ぎ着けたものです。

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当日は先生にご縁のあった懐かしい方々、今では兵庫や東京方面で暮らしている昔のお弟子さん達などがわざわざ足を運んでくださいました。会は、一 同が会し、厳粛に献茶式に始まり ましたが、後は同窓会。懐かしい再会にあちこちで思い出話の花が咲いていました。本当にご婦人方は、あっという間に女子高生だった当時のおしゃべりモードに突入できちゃうようで、傍らで聞いていると、なんとも微笑ましく感じられます。

当日のお道具は、かつて先生から譲っていただいた思い出の品を、姉弟子達が少しずつ持ち寄り、揃えました。わたしも10数年も昔に、先生の稽古場や茶会でお目にかかっていた懐かしいお道具と久し振りに出会え、当時を懐かしく思い出しました。

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不思議なことに、献茶の間ドシャ降りだった雨が急に上がり、その後はすっかりと良いお天気に恵まれたのも、なんだか先生のお人柄を偲ばせるようだねと、皆で笑っていました。でも、ふと気がつくと、姉弟子達の、お元気だった当時の先生を懐かしく思い出し、遠くを見つめて追憶の彼方をさまよっている姿が印象に残りました。

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金沢の旅(城下町の面影)

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Cimg2036 六月に入って、やたらと忙しく、全然ブログをつくる時間の取れない日々が続いています。金沢旅行の記憶も、次第に遠のいていますので、少し挽回しておきます。金沢は、空襲に合わなかった幸運な街のひとつです。そのお蔭で、街中には古い屋敷や路地、そして大樹があちこちにCimg2090Cimg2082残っています。逆に金沢城の五十間長屋は平成13年に再建された新しいもの。平成7年まで金沢大学があったのですが、同大学の郊外移転に伴って、3年以上かけて復元された建物だそうです。前回までは兼六園だけでお城の印象は薄かったのですが、この建物のお蔭で、城下Cimg2089 Cimg2088 町のインパクトが非常に強くなった気がします。また、兼六園は何時訪ねても、落ち着いた佇まいを見せてくれますが、今回は特に、百万石まつりのため無料開放されていたので、気楽に何度でも足を運ぶことが出来、とてもよかったです。

Cimg2169Cimg2016_1お城と兼六園の次は、武家屋敷か茶屋街というのがお決まりのパターン。あまり月並みなので、ガイドブックのようなブログになっちゃいました。でも、武家屋敷のある小路でも、ひがし茶屋街でも、記念物として保存されている訳ではなく、個人の所有で自宅として、Cimg2073 Cimg2076 あるいはお店として、現代の生活の場として、まだまだしっかりと使われているんですよね。そこが金沢の街の奥の深いところのような気がします。小路を歩いていると、人の息遣いが聞こえてきそうで、懐かしくなります。車のための道ではなくて、人が歩くことを中心に幅が決められていたからかも知れ

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ませんが、金沢には散歩が楽しくなる小道が数多くあります。また、ゆっくりと散策の時間を作って、金沢を訪れたいと考えています。

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山乃尾のランチ♪

Cimg1985_1Cimg2010 山乃尾はひがし茶屋街の坂の上にある料亭旅館です。かつて美食家で有名な魯山人が長く逗留した旅館としても知られています。今回の金沢旅行の目的のひとつは、ここの料理を楽しむこと。2000坪の庭園に点在するはなれで一品一品加賀料理や懐石料理を食することができるCimg1987Cimg2002んです。

仲居さんに先導されて、路地のようなアプローチを辿って行くと、中庭は苔むした回遊式の日本庭園になっています。庭園には数寄屋造りの離れが点在しており、それぞCimg2000Cimg1988れのお部屋で宿泊や食事をとることができる趣向です。

わたし達の部屋は、庭の一番奥にある離れで、窓からは兼六園の緑と金沢の街が一望できます。ただ、眼下に見える街の喧騒は全く聞こえず、部屋の中は静寂そのものCimg1989_1Cimg1990_1に包まれています。久し振りに本当に静かな空間に身をおいた感じがしました。それもそのハズ。山乃尾さんは卯 辰山の尾根の尾っぽにある場所という名前だそうで、山中の静けさをそのまま取り込んでいるのです。

Cimg1991_1Cimg1992_1さっそく料理をいただきました。先付は白バイ貝にどぜうの田作りおくらとうふ等。椀物はえびしんじょにジュンサイ。向付はプリプリのあかいかとコチ。焼物はさわらで、その後が鯛の唐蒸しです。これは鯛のお腹におからを詰めて蒸す料理で、代表的な加賀料理のひとつだそうです。おCimg1995Cimg1996_1からにほんのりと笹の香りが移って香ばしく感じます。和え物には青磁の器が綺麗に映えています。ここからはご飯にお吸い物、水菓子に最後はお抹茶に一口サイズの「吉はし」の生菓子で締めくくりました。吉はしはひがしの茶屋街の裏筋にある注文販売Cimg2004 Cimg2009のみの和菓子屋さん。前日注文のみだそうで、当日行っても買うことはできないそうです。たっぷりと二時間をかけてS君と食事を楽しみました。今度は、はす蒸しやかぶら寿司、治部煮といった加賀料理を旬で味わえる冬の季節に、また訪ねたいと思います。

Cimg2006Cimg2007庭からはひがし茶屋街の家並みが見下ろせます。黒い甍の屋根が美しいです。母屋のロビーには、魯山人の書と  器が展示をされていましたが、ここにはわずかな器しか残されていないのだと女将さんがお話してくれました。

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金沢の旅

Cimg1977_1Cimg1978 週末を利用して、会社の後輩のS君と金沢まで足を運んできました。新潟駅から在来線の特急「北越」に乗り、金沢まで3時間半の旅。そういえば、太平洋側にずっと住んでいたわたしにとって、在来線を使った旅は随分と久し振り。なんだか感動です。金沢は18才のときと33才のときに訪Cimg1984_1Cimg1983_1 れていて、これが3回目。最初のときは何も分からず兼六園をブラブラした記憶が、2回目のときは仕事関係で観光スポットを、車で案内していただいた記憶があります。金沢に着いて、まず驚いたのが、駅前広場の大空間「鼓門」。平成17年に完成したこの建造物は、加賀宝生の鼓Cimg2137 をモティーフにした建物だそうで、いしかわ景観大賞にも輝いた有名な建築だそうです。(知らなかった~!)古都金沢は、歴史的な空間と現代空間を都市の中でどんどんと融合させていく街なんですね。京都もそうですが、古いものの良さを知っている街の方がモダンの取り込み方も良 く理解している気がします。

Cimg2143Cimg2139今回、金沢に遊びに行くにあたり見ておきたかった 現代建築がひとつあります。それが平成16年に建てられ、2005年グッドデザイン金賞にも輝いた金沢21世紀美術館。こちらはSANAAの設計による高名な建築。一緒に行ったS君のお薦めでした。ここには現代アーティストのCimg2138不思議な空間があちこちに展示をされていますが、最高に気持ちよかったのがレアンドロ・エルリッヒのスイミング・プール。プールの表面に強化ガラスがはめ込まれていて、プールの下に広がる空間は、本当に水の中にいるかのような幻想的で静かな、それでいて暖かな空間を作り出しています。新しい金沢に触れて、過去の記憶や印象だけで理解した気になっていた自分に気がつきました。怖い経験でした。

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百万石祭り

Cimg2040 六月二日~三日は金沢で百万石祭りを見物してきました。仙台にいても青葉祭りとか、七夕とかわざわざ人混みに出かけるのは厭うのですが、旅に出ると「せっかくだから・・」と観てしまうのは勝手なものです。

このお祭り、古都金沢に相応しく、一日の金沢神社のお水取りと献茶式Cimg2041 から始まり、メインは二日の百万石行列になります。青葉まつりでも、そうですが、こうしたパレードは、時代装束をつけた武者行列の見物が中心になるのですが、最近では地元の子供たちや愛好会の行列などが先導する参加型のお祭りになってきているようです。お昼に金沢に入り、昼食と東の茶屋と兼六園を散策した私たちは、パレード見物で人が増えてきCimg2043 たお堀通りの坂の上に陣取り、行列を待ちました。

ところが・・・ようやく来たパレードは、バトントワラーとブラスバンドが4組、5組と続き、肝心の武者行列はなかなか来ません。午後4時30分くらいから待ち始めたのですが、小一時間も音楽パレードが続き、隣で見物しCimg2056 ていたご家族は痺れを切らして、帰ってしまいました。わたし達も、何時までバレードが続くか分からない不安にかられ始めた頃、なんと、丁度目の前で加賀とび行列による「はしご登り」が始まりました。坂の下に小さく見える行列を見物していたら、目の前で勇壮なとびの演舞が始まり、偶然にも絶好のポジショニング!周りの見物客も、この幸運を喜び合って、一挙Cimg2048 Cimg2055 にお祭りの雰囲気は盛り上がりました。

ここからは、ようやく時代装束をまとった行列が三々五々現れはじめ、前田利家公のご神体を乗せた尾山神社の御鳳輦(ごほうれん・・と読みます。レンはてぐるまの事)、Cimg2060 Cimg2062 かぶき者や奴行列、お松の方に加賀八家老、利家(今年は的場浩司が務めました)に赤母衣衆と続いたようです。

最後は6時半を回り、スケジュールよりも30分以上も遅れたとのこと。私たちは、宿の晩ごはんを7時くらCimg2066 いとおCimg2062_1 話していたので、最後まで見届けないで、腰を上げることにしました。

宿でTVを点けると、地元のローカルTVではこの百万石行列の特集番組(ニュースではなくて、解説者付きの特番です)が放映されていて、熱の入りように驚きました。(たしか北國新聞社の提供だったと思います・・。)最後まで、お祭りの雰囲気に浸った一日でした。(^^)

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