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ヘルンさんの愛した住居

Cimg5160今回の松江の旅で一番楽しみにしていたのは、ラフカディオ・ハーンの愛した古都とハーンがセツさんと暮らし、作品にも残した旧居の面影を偲ぶことでした。

近代化の荒波の中で失われ行く明治期の日本の持つ美しさを、深い愛情を持って書き残したラフカディオ・ハーンの作品を、一時期読みふけったことがあります。

小泉八雲という帰化名が「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」という古歌から借りたということも、その頃知りました。未だに意味はよく分かりませんが、言葉のリズムと響きがとても美しいなぁと感じました。

Cimg5168 この屋敷はもともとが家中屋敷と言って、城下でも高位の武士が住んでいたところで、お城のすぐ北側のお濠に面した通りにあります。

今は塩見縄手(しおみなわて)と呼ばれる武家屋敷が並ぶ観光美観地区の一画を占めています。

縄手というのは「通り」のCimg5041 事らしく、塩見さまという当時Cimg5169 権門を誇った松江藩士の住まいのある通りだから、塩見縄手と言ったそうです。

室内のあちこちに野の花がさりげなく飾られていました。

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ハーンは日本の生け花についてこう書き記しています。「花をつけた小枝をたった1本活ける、そのえもいえぬ美しさが、私はやっと分かるようになった。長年手がけてきた日本人だけに、そういう活け方ができるので、あれはただ花活けの中に無造作に枝を投げ込むのではない。」 ハーンは茶人の心をよく理解した方だったと思います。

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