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山荷葉の花

Img_2315 先日のお茶会の後、茶席に使わなかった花が残ったので、お願いしていただいてきました。

Img_2316 大きな手のひらのような葉の真ん中に、小さな白い花をつける山荷葉の花です。茶会の前日、席主のだんなさまが、蔵王の山中から探し出してきたもの。一目見て、可憐な姿が気に入って、欲しくなってしまいました。

茶席を設けるためには、数ヶ月も前から道具の取り合わせを考え、捜し求め、自分のイメージにあった道具立てに苦心するのですが、最後まで一番悩ましいのが、実は道具ではなくて花なんです。

道具は揃えてしまえば、壊さないかぎり、そのまま茶席に飾ることができますが、花は会記にも「ときのもの」と書くように、茶席の当日、丁度うまく花を咲かせていて、なおかつ、花入や茶席にピッタリと来る旬のものでなくてはなりません。

これがなかなか容易ではなく、わたしも自宅の庭に少し茶花を植えてはいますが、茶会の当日に、いいタイミングで蕾をつけていたり、花を咲かせていたりするものは、ありそうでなかなか無いものです。

すこし蕾が硬過ぎたり、前日のうちに花が開ききってしまっていたり、旬の花でも微妙にズレている場合が多いものです。とくに茶花は一日花が多いので、気候がすこし変わっただけで、あてにしていた蕾に限って、予定通り咲いてくれなかったりします。

そんなこんなで、茶会の当日には、万が一に備えて、いろんな花を集めておきますが、実際に床の間に飾るのは、そのうちのたった二つかみっつくらいになってしまうのです。

今回の床の間は、花筏と碇草と雪笹だったので、山荷葉も日の目を見ないで終わってしまいましたが、変わりにわたしが自宅に持ち帰って愛でています。

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