« 京都の本屋さん | トップページ | 錦市場 »

路地裏

Img_0049 京都の街は、戦災にあっていないので、昔の区画が残っています。そして、その街その街に歴史があり、他の自治体のように簡単に地名を変更したりしません。いまや日本全国何処の町でも、○○町○丁目○番○号という街区が標準ですが、京都の住所は、全て通りの名前が住所になっています。

「柳馬場通 四条上る」つまり、柳馬場通り(南北)と四条通り(東西)の四つ角を北へあがった立寶中之町という住所になるのですね。京都の郵便配達の方は、この地名を全部知っていないと配達できないのだそうです。

そして、こうした狭い路地裏が、いまでも生活の中に息づいているのが、京都の街。ひと一人しか通り抜けできないサイズの小道は、ひとのためにある道。合理性だけを追求すると、車の入れない無駄な空間になりますが、ひとが生活の主役であるためには、一番贅沢な空間だと感じます。

京の暮らしの贅沢さは、高級料亭や神社仏閣の歴史遺産よりも、こうした路地裏空間がしっかりと残されているところにあるような気がします。

|

« 京都の本屋さん | トップページ | 錦市場 »

旅 国内編」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 京都の本屋さん | トップページ | 錦市場 »